窓ふき掃除の肝はからぶき!

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珍しく父が年末に家に居るので、今年は父も年末の大掃除に参加することになった。普段存在感のない父なので、ここぞとばかりに張り切っている。そんな父に母は心配顔だ。案の定、さっそくやらかしたのは窓ガラスの掃除だ。

窓ガラスの掃除を担当すると宣言したかと思ったら、車庫の方へ行ってしまう父。首を傾げながらも他の家族はそれぞれの持ち場についたのだが、しばらくするとなんだか聞きなれない水音が。リビングに行ってみると、父が庭から、リビングの窓ガラスめがけて放水していた。車庫に行ったのは、洗車用のホースを取りに行っていたのだ。父は大量の水で、窓ガラスの汚れを落とそうとしているらしい。お陰でリビングの外側のテラスは水浸し。そして窓ガラスの汚れは、それ程落ちていないのだ。

冬場に無駄に水を使い、テラスを水浸しにしたことを母に叱られながら、今度は母の指導のもと、バケツに水を溜めて、雑巾で窓ガラスを拭き始めた。やっと汚れが落ちてきたが、窓ふき掃除の肝はからぶき!無駄に水を使って窓ガラスをびしょびしょにしてしまったので、乾拭きをするにも、無駄にタオルが必要になる。父がもたもたしているうちに、いつの間にか家族が窓ガラスに集まり、窓ガラスの外側と内側とで、家族総出で窓拭きをすることになってしまった。

窓ガラスの掃除は、目に見えて汚れが落ちピカピカになるので、掃除が嫌いな人でも取り組みやすい掃除だ。晴れた年末の昼下がりに家族総出で窓ガラスの掃除をしていると、いつの間にか口笛や鼻歌が飛び出す。誰かの鼻歌に他の家族が応じ、いつの間にか家族で楽しく大合唱。たまに参加した父の失敗から始まった窓ガラス掃除は、ちょっとした家族団らんのひと時になった。大きな声で歌って窓ガラスもピカピカ。これで気持ちよく、新しい年を越せそうだと思った。